はじめに
DIYをやっていると水平を出す必要に迫られることがあります。
水平が出てないと見た目が悪いというのもありますが、突っ張り棒を付ける時も水平が出ていないと十分な対荷重が出ないのです。

水平を出すのって意外と大事だよ!
水平器は100均やスマホアプリでもありますが、あまり精度がよくありません。

でも水平器って色々あってよく分からないよね!
ということで、

今回はDIYに便利な道具「水平器」の見方と使い方を紹介するよ!
DIYに便利な道具「水平器」の見方と使い方
水平器とは
水平器とはその名の通り、水平や垂直、角度を測るための道具です。
建築や土木現場で利用される道具ですが、個人でもDIYをする際に簡単に水平や垂直を出せるので便利です。

水平器があるとDIYの精度が上がるよ!
水平器の種類
水平器には「気泡管水平器」、「デジタル水平器」、「レーザー水平器」などの種類があります。
一般的なのは「気泡管水平器」でガラス管に入った液体の気泡の位置で水平を測るタイプで、DIYにオススメなのはこのタイプですね。

気泡管水平器は価格もお手頃で手が出し易いよ!
私が利用しているのも↓の気泡管水平器です。安価ですがマグネット付きで使い勝手が良いのでおすすめです。
水平器の感度と精度
水平器の感度
気泡管水平器の感度とは、ガラス管の中の気泡が動き始める傾斜角のことです。
感度が高いと僅かな傾きで気泡が動くので、より正確な水平出しが可能です。
JIS規格で一種:0.02、二種:0.05、三種:0.1 と種類があります。

DIYなら二種か三種レベルで大丈夫だよ!
水平器の精度
気泡管水平器の精度とは、水平器を反転した時の気泡位置の誤差のことです。
精度が高いと測定のバラツキが少ないので、より正確な水平出しが可能です。
JIS規格でA級、B級 と種類があります。

DIYならB級で大丈夫だよ!
気泡管の線
2本線
気泡管に2本だけ線があるタイプは水平のみ測ることが出来ます。

2本の線の内側に気泡があれば水平が出てるよ!
4本、6本線
気泡管に4本、6本の線があるタイプは水平だけではなく勾配を測ることが出来ます。
内側の2本は水平を測る場合に使用し、外側の線は勾配を測る場合に使用します。
内側から2本目の線で1/100勾配、3本目の線で1/50勾配を測ることが出来ます。


DIYなら水平だけ測る場合が多いから2本線があれば大丈夫だよ!
気泡管水平器の使い方
水平器の使用例
水平器の実際の使用例をいくつか紹介します。
ペーパーホルダー取り付け
以下はトイレのペーパーホルダーを棚付きのものに交換した事例です。

棚付きのペーパーホルダーなので棚が傾いていたらカッコ悪いし、使い勝手もよくないですよね。
ペーパーホルダー設置時に棚の上に水平器を置いて水平を出しています。


気泡管の真ん中に気泡があるから、しっかり水平が出てるよ!
トイレのペーパーホルダー交換のやり方については以下の記事で詳しく紹介しています。
突っ張り棒の水平設置
以下はウォークインクローゼットに突っ張り棒を設置して収納力をアップした事例です。

実はこの突っ張り棒を設置した時には水平器を持っていなかったのでメジャーで左右の取り付け位置を測って設置しました。
水平器で水平を測ってみると若干、右側に気泡が寄っていて正確に水平が出ていないことが分かります。


みた感じは水平だけど水平器で測ると少しズレているのが分かるよ!
この突っ張り棒はたくさん洋服を掛けられるように「突っ張り棒が落ちない君」で補強しています。こちらの記事で使い方を紹介しています。
突っ張り棒の垂直設置
以下の例は突っ張り棒を利用して壁掛けテレビを設置した事例です。

この時も水平器は持っていなかったのですが、スマホの水平器アプリで垂直を測って設置しました。
ほぼ垂直が取れていますが、若干、気泡が左に寄ってますかね。

スマホの水平器アプリでもある程度の水平・垂直が取れますが、ちゃんとした水平器だともっと正確に測ることが出来ます。
マグネット付き水平器だと写真のように突っ張り棒にピタッとくっ付くので水平や垂直の調整がしやすいのでおすすめです。

スマホの水平器アプリはちょっと使いづらいよ!
突っ張り棒を利用した壁掛けテレビの設置方法は以下の記事で詳しく紹介しています。
まとめ
はい、そんなわけで今回はDIYであると便利な道具「水平器」の見方と使い方について紹介しました。
水平器は普段はあまり使わないけれど、一つ持っておくと何かと重宝する道具ですね。

DIYの精度が上がる便利な道具だよ!
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