はじめに
うちの娘はお城が好きで実際に旅行でいくつかお城に行ったりしています。
そして、お土産コーナーで日本刀や手裏剣のおもちゃを買ってもらって喜んでいたのですが…
お城のプラモデルが欲しい!
どのお城がいいの?
小田原城がいいな!
ということで小田原城のプラモデルを購入しました。
うちの娘にとって初めてのプラモデル作りですが、お城のプラモデルはガンプラ等と違って作成の難易度が高めです。
というか私もお城は作ったことがありません…。
プラモデル初心者にお城は難しいからパパも作るの手伝うよ!
うん。一緒に作ろう!
ということで、
今回は娘と一緒に小田原城のプラモデルを作ります!
小田原城のプラモデルの作り方
パッケージ
今回購入したのは童友社の1/350サイズの小田原城のプラモデルです。
パッケージはこんな感じ。
箱を開けるとこんな感じ。
芝生用に緑色のパウダーが入っていて本格的です。
仮組み
小田原城のプラモデルは接着剤を使って組み立てるので、一度組み立て始めると後戻りが出来ません。
そのため、一旦仮組みして塗装の段取り等、組み立てのイメージを掴むことにします。
作業環境
娘用の小さい机にパーツを広げて作業します。狭いです。
パーツの切り離し
ランナーから各パーツをニッパーで切り離します。作業担当は娘です。
パチパチっと切り離すよ!
木と葉っぱのパーツは細かいのでプラモデルが入っていた箱の上でパーツを切り離します。
ゲート口、バリの処理
下の赤丸の部分はゲート口(ランナーから切り離したところ)です。
パーツのサイズに対して太めなので目立ちます。
下の赤丸部分はバリ(成形時のはみ出し)です。
昨今のガンプラだと成形精度が良いのでほぼ見られない不具合ですが、お城のプラモデルは進歩していない感じですね。
これも放置すると完成時の見栄えが悪いのでちゃんと処理した方が良いです。
ゲート口、バリの処理は最初にデザインナイフである程度切り取ります。
この作業は危ないのでパパが担当です。
葉っぱの部分はバリだけじゃなく、木の枝に刺すための穴が潰れていたりもします。
バリはデザインナイフで切り取り、穴の潰れはピンバイスで穴を開けてあげます。
細かい部分はヤスリがけして整えます。
プラモデル初挑戦の娘でも簡単にやすりがけが出来るようにセリアのスティッククッションやすりを使いました。
やすりがけするとプラモデルの削り粉が出るので、プラモデルが入っていた箱の上で作業します。
シュシュっとやすりがけするよ!
飽きた…。
…。
処理するパーツの数が多く地味な作業なので、一度にやるのは無理でした。
娘の時間がある時に少しずつ作業を進めたので、この作業で2週間以上掛かっています…。
モールドの処理
ゲート口はモールド(表面のスジ)が潰れてしまっているので、けがき針でスジ堀りします。
この作業は危ないのでパパが担当です。
仮組み
パーツの表面処理が終わったら、いよいよ仮組みです。
各パーツを組み合わせてマスキングテープで仮止めしていきます。
どんどん形になっていくので楽しい作業ですね。
接着していないので壁だけだとグラグラしますが、屋根をつけると結構安定します。
仮組み完了するとこんな感じ。
木やシャチホコなどの細かいパーツは付けていませんが、全体のイメージを掴むことが出来ます。
素敵!
塗装前の本組み
マスキングテープで仮止めしていた部分に接着剤を塗って本組みしていきます。
接着剤臭い!
だよね…。
接着剤はタミヤセメントを使いました。
塗装
壁面の塗装
塗装作業は難しいのでパパが担当です。
壁面の塗装はホワイトのサーフェイサーを使いました。
本来は下塗り用のものですが、プラの成形色が暗い部分にもホワイト塗装しないといけなかったので、隠蔽力が高いサーフェイサーをそのまま使うことにしました。
屋根、土手、石垣の塗装
屋根、土手、石垣を塗装します。
屋根の裏側のホワイトで塗装した部分は塗料が掛からないように事前にマスキングテープでマスキングしておきます。
屋根と石垣はMRカラー13 ニュートラルグレー、土手はMRカラー136 ロシアングリーン(2)です。
全体的にエアブラシで吹いて塗装するとこんな感じ。
門の塗装
門は茶色で塗装しますが、茶色の持ち合わせが無かったので、水性ホビーカラーの青、黄色、赤を混色して茶色を作りました。
光沢色だったので、仕上げにつや消しトップコートを吹いてツヤを抑えます。
木の塗装
木の枝部分に葉っぱを取り付けていきます。接着は省略してハメているだけです。
木と葉っぱは両方とも塩ビ素材で柔らかいのでハメづらいです。
木と葉っぱは成形色のままですが、そのままだと塩ビ素材で浮きまくるので全体的につや消しトップコートを吹いてツヤを抑えます。
プレートの塗装
小田原城のプレートは下地をMRカラー2 ブラックをエアブラシで吹きます。
ブラックで下地を塗装した後、字と縁の部分を水性ホビーカラーH9 ゴールドで筆塗りします。
こんな感じになりました。
ウェザリング
屋根と石垣の部分をウェザリング塗装します。
屋根はタミヤ エナメルカラー XF-1 フラットブラック、石垣部分はXF-64 レッドブラウンです。
エナメル塗料を溶剤でバシャバシャになるぐらい希釈してモールドに流し込んでいき、過剰に汚れた部分は綿棒で拭き取っていきます。
モールドに流し込む感じは動画で見ると分かりやすいです。
塗装後の本組み
塗装した各パーツを接着剤で本組みします。
どんどん形になって楽しい!
木は一本一本、形が違い、どこに挿すとか指示もないので、見栄えが良くなるように考えながら挿していきます。
センスが問われるね!
土手の加工
緑色のウレタンスポンジを細かく千切って土手に接着剤で貼り付けていきます。
不自然にならない程度に貼り付けます。
ここもセンスが問われる…。
木工ボンドを水で薄めて水溶液を作り、筆で土手に塗っていきます。
木工ボンド水溶液を塗った上にグリーンパウダーを振りかけていきます。
土手に貼り付けたウレタンスポンジが若干浮いているので、ウレタン部分にMRカラー136 ロシアングリーン(2)をエアブラシで塗装して馴染ませました。
小田原城 完成
小田原城完成です!
カッコいい!
土手側から見るとこんな感じ。
階段側から。
逆側から。
保管
ホコリ避けのために人形用のケースに入れて保管します。
手前に置いた説明文はパッケージ(赤枠部分)に書いてあるのをハサミで切り取ったものです。
まとめ
はい、そんなわけで今回は小田原城のプラモデルを娘と一緒に作ってみました。
プラモデル初挑戦に選ぶキットとしては正直言って難易度が高すぎますね。
ガンプラなら初心者用のキットもあるのですが。
自分だけで作るならもっと手を加えたい所もありましたが、娘と一緒だと時間が掛かるのでこれぐらいが限界です。
今度はガンプラ作る?
…興味ないから。
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