スライド丁番の不調で動きが悪くなった扉をDIYで直しました。
はじめに
我が家の洗面所の三面鏡なのですが、最近扉の開閉に違和感を感じる様になりました。
通常、扉がパタンと閉まるのですが、
なんか洗面所の扉が パッタン っていうんだけど
途中で引っ掛かりがある感じでパッタンと閉まる様になりました。開ける時も重くて引っ掛かりを感じます。扉にはスライド丁番という金具が付いているので、金具の破損かなぁという感じです。
ということで、
今回は動きが悪くなった扉をDIYで直します!
スライド丁番とは
収納家具の扉によく使われている外側から見えないタイプの蝶番です。
ちなみに蝶番(ちょうつがい)と丁番(ちょうばん)は同じ物です。
蝶番はその形状から蝶のつがいが語源ですが、当て字で丁番となり今はちょうばんと読むのが主流の様です。ちょうつがいと読んだ方が趣があると思いますけどね。
スライド丁番の故障箇所の特定
三面鏡は一つの扉につき三つのスライド丁番が付いているので、とりあえず上から一つずつ外して開閉を試すことで故障箇所を特定します。
一番上のスライド丁番を外して扉の開閉を試したところ、スムーズに動きました。一つ目でビンゴです。
今回は故障箇所の特定のために一個ずつ外しましたが、ワンタッチ着脱ボタンがあるのでドライバーが無くても扉を外すことは可能です。
スライド丁番の選び方
故障したスライド丁番の代わりを購入します。スライド丁番は意外と種類があるので注意が必要です。
カップ径
カップ径を測る際は下の写真の様に円の直径で測ります。今回の場合、35mmでした。
かぶせ
扉が側板に被さっている度合いで3タイプあります。 今回の場合、半かぶせでした。
かぶせ
扉が側板に被さっている度合いで3タイプあります。 今回の場合、半かぶせでした。
種別 |
特徴 |
全かぶせ |
扉が側板に全部被さっている |
半かぶせ |
扉が側板に半分被さっている |
インセット |
扉が側板の内側に入っている |
キャッチ、ダンパー有無
カップ径、かぶせの他に機能的な違いでキャッチ付き、ダンパー付きのタイプがあります。
種別 |
特徴 |
キャッチ付き |
扉を開ける時に抵抗があり、扉が閉まる直前にバネの力でパタンと閉まる |
ダンパー付き |
扉を開ける時に抵抗があり、扉が閉まる直前にバネの力でゆっくりと閉まる |
キャッチ無し |
抵抗なく開閉されるが、閉まる前に固定されないのでマグネットキャッチと併用される |
今回の場合、パタンと閉まるのでキャッチ付きです。
ダンパーは後付出来るタイプもあります。ソフトクローズタイプとも言いますが、扉がゆっくり閉まると上品な感じが出て指を挟む恐れも少なくなります。
プッシュオープン対応のスライド丁番というのもあります。 プッシュラッチと併用してプッシュオープンの扉にすることが可能です。 スライド丁番を全部取り替える場合はこういった機能付きのものに変えてもいいですね。
スライド丁番の種類をまとめると基本は以下の通りです。
間違えないで買えたら、もう勝ったも同然です!
スライド丁番の種類
カップ径 |
かぶせ |
キャッチ・ダンパー有無 |
26mm |
全かぶせ |
キャッチ有り・無し |
今回購入したスライド丁番です。故障したスライド丁番と全く同じ物ではありませんが、問題無く取り付けて使用することが出来ました。
スライド丁番の調整
スライド丁番を取り付けた後、二箇所のネジで調整します。
とりあえずそのまま付けたのが左の画像。ナナメってたので傾き調整ネジで補正したのが右の画像です。
ちゃんとパタンって閉じるようになったね!
まとめ
はい。そんなわけで今回は動きが悪くなった扉をDIYで直しました。全く同じ物が見つからなくてもカップ系とかぶせが合っていれば付くと思いますが、心配な場合はセットで交換した方が良いかも知れません。
ちなみにDIYで扉を付ける際にスライド丁番を使う場合は、カップを収めるための穴あけ加工が必要になります。
こんな感じのやつが必要です。電動工具が無いと厳しそうですが、スライド丁番を使うことで見た目は確実にレベルアップしそうです。
コメント