はじめに
外付けHDDの中身を整理しようと思って久しぶりに取り出してみたら、HDDのプラスチックケースの表面がベタベタになっていました。


ベタベタしてて気持ち悪いよ!
購入した当初はラバーコーティングされていて手触りが良く、お気に入りだったのですが。。
でも使えないわけでは無いし、買い換えるのも勿体無いので、なんとか対処したいと思います。
ということで、

今回は表面がベタベタになったプラスチックの表面を綺麗にするよ!
ゴム・プラスチック製品のベトつきの原因
そもそもゴムやプラスチックは金属等に比べると劣化し易い素材で、湿気による加水分解や光や温度、外気に触れることで劣化が進行します。
特にポリウレタン(PU樹脂)は加水分解が早く、ゴムの場合は光や温度、外気に弱いです。

今回は部屋で保管してたけど加水分解したよ!
今回のHDDケースは扉付きの収納棚に保管していたので保管状態は悪くないはずですが、ラバーコーティングは劣化しやすい部分なので、数年単位で保管していると確実に劣化が進行します。
プラスチック表面のベタベタを除去する方法
プラスチック表面のベトつきを取るには無水エタノールが良いです。
お掃除用で常備しているご家庭も多いかと思います。
(消毒用エタノールでもOKです)
しかし、うちには無水エタノールも消毒用エタノールもありませんでした。。

とりあえず、家にあるもので何とかしてみるよ!
キッチンハイターでベトつきを除去
無水エタノールが無い場合はキッチンハイターである程度は代用可能です。
キッチンハイターもスプレー式の泡タイプやつけ置きタイプがありますが、どちらでもOKです。
うちの場合は泡タイプがあったのでそれを使うことにしました。

どれぐらい効果があるかな!?
周りが汚れないように金属製のお菓子の箱の中にHDDケースを置いて作業します。
(事前に中身のHDDは抜いておきました)
ベトベトのHDDケースにキッチン泡ハイターを適量吹き付けます。


水気がダメな製品だとこの方法は使えないよ!
その上にティッシュを被せてキッチンハイターの液がプラスチック表面に浸透し易くします。

裏面も同様にキッチンハイターを吹きつけた後にティッシュで覆っておきます。
とりあえず、10分程度放置してからティッシュを剥がします。

ケース表面を触ってみると、ある程度マシになったものの、まだベタベタしています。。

あんまり効果が無かったよ!
放置時間は10分では短かったかもしれません。。
とりあえず、被せていたティッシュで表面を磨きます。


うーん、まだちょっとベタベタしてるよ!

キッチンハイターでベトつきを取る場合は、数時間程度放置した方が良いかもしれません。

やっぱり無水エタノールが欲しい。。
消しゴムでベトつきを除去
続いて消しゴムでベトつきの除去を試してみます。

全体的に消しゴムを掛けますが、掛け始めた瞬間からコレは無理かなと思いました。
逆に消しゴムのカスが表面にこびりついて余計に汚い感じになります。


消しゴムは無謀だと分かったよ!
檄落ちくんでベトつきを除去
続いて檄落ちくんでベトつきの除去を試してみます。

檄落ちくんで表面を磨いていきます。
明らかにベトつきが落ちていく感じで手応えあり!です。


明らかにベトつきが軽減されたよ!
(なんか表面のラバー感も無くなった感じがするけど)


ベトつきは取れたから、まあいいか!
まとめ
はい、そんなわけで今回は加水分解でベタベタになったプラスチック製品のベトつきを除去する方法を紹介しました。
ラバーコーティングは剥がれてしまいましたが、ベトつくよりはマシかなと思います。

檄落ちくんが強力すぎるよ!
でもやっぱり無水エタノールがあればそちらを使った方が簡単にベタつきを除去出来ると思います。無水エタノールは基盤の清掃にも使えるので、あると便利です。
以下の記事で動作不良が発生したニンテンドースイッチのプロコントローラーを無水エタノールで清掃して修理する方法を紹介しています。
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