はじめに
家具って家電とかと違って壊れないので、一度買ってしまうと中々買い替えしないですよね。
我が家でも今住んでいる家に引っ越しした時に、とりあえずで買い揃えた安物家具が今でも現役だったりします。
おしゃれな家具に買い替えたいけど高いよね。。
そんな安物家具の一つにテレビ台があるのですが、天板にインク汚れが付いてしまったのです。
先日プリンターが動かなくなって修理をした際に、インクカートリッジを取り出してテレビ台の上に置いていたらインクが漏れていたのです。。
ガーン!
プリンターの方はなんとか修理出来たのですけど。
ちなみにこちらの記事でプリンターのエラーと修理方法を紹介しています。
インク漏れにすぐに気が付いて拭いたので少しは汚れが落ちたのですが、汚れと一緒に表面の木目も一部剥がれてしまいました。。
インク汚れの部分を拡大するとこんな感じです。
黒い部分がインク汚れで、白い部分は木目のプリントが剥がれた部分です。
木目が剥がれるってどういうこと?って思いますが、プリント化粧板を使った安物家具ではよくある話です。
安物家具だし年季も入っているので、これを機に買い換えようかとも考えたのですが、表面の汚れ以外は問題はありません。
安物家具と言っても数万はしたハズなので、これぐらいで買い替えるのは勿体無いと思い直しました。
ということで、
今回はプリント化粧板の木目の剥がれを補修します!
プリント化粧板の木目剥がれを補修する方法
塗料
プリント化粧板の木目は元々、紙に印刷されたものなので塗装で木目を再現することにします。
私はたまにガンプラを作ったりしているので、ガンプラ用の塗料がある程度揃っているのですが、茶色がなかったので調色して木目用の茶色を作ります。
今回使った塗料は、GSIクレオスのMr.カラー レッド、イエロー、ホワイト、ブラックの4色です。
このあたりの色はよく使う基本色なので常備してあります。
調色して茶色を作る
調色して茶色を作るために、まずレッドとイエローを混ぜてオレンジ色を作ります。
続いてオレンジ色にブラックを足すと茶色になります。
色が濃くなり過ぎたら、ホワイトを入れて木目のカラーに合った濃さに調節します。
木目を再現する場合、何種類か濃度が違う茶色が必要になるので、いくつか塗料皿を用意して使い分けすると効率的です。
木目の下地を塗装
黒いインク汚れと木目の剥がれがある部分に調色した塗料を筆で塗っていきます。
今回は黒インクの上に茶色を塗りましたが、黒を茶色で消すのは大変なので事前にヤスリで削った方が簡単だったかもしれません。
乾燥
黒インクの汚れを茶色で消した後は、ドライヤーで乾燥させます。
Mr.カラーは元々乾燥が早い塗料ですが、ドライヤーを使うと作業時間が短縮出来ます。
ヤスリで表面を平らに整える
塗装は薄く塗る方がムラになりにくいのですが、黒インクを消すために厚く塗ってしまったため、塗りムラが出てしまいました。
仕方ないので、一旦、紙やすりで塗料の表面を少し削って平らに整えます。
表面を整えたら、改めて木目の下地を塗って乾燥させます。
重ね塗り
下地の塗料が乾いたら、木目に合わせた濃度の茶色で重ね塗りしていきます。
木目の方向に沿って筆を動かすと自然な感じになります。
ドライヤーで乾かしながら濃度の違う茶色を塗り重ねることで木目を再現していきます。
プリント化粧板の木目の補修が完了するとこんな感じです。
左が補修前、右が補修後ですが、遠くからみたら全然気にならない程度まで補修出来たかなと思います。
意識して見ると補修した箇所が分かりますが、普段テレビを見る分には気になりません。
まとめ
はい、そんな訳で今回はプリント化粧板の表面のインク汚れと木目の剥がれを塗装で補修しました。
プリント化粧板は家具でよく使われている素材ですが、傷付きやすいのが難点ですね。
茶色がなかったので調色して塗装しましたが、木目に合った塗料が用意できればもっと簡単に補修出来たかなと思います。
本当は無垢板のおしゃれが家具が欲しいけどね。
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