はじめに
スプレー塗装すると塗料の粒子が舞うので養生をしっかりしないと塗りたくない所にも塗料が付着してしまいます。

スプレー塗装は綺麗に仕上がるけど周りに気を使うよ!
また、ラッカー系の塗料はとにかく臭いので室内で塗装すると家族から苦情が出ます。

シンナー臭い!

ごめんね…。
仕方ないのでスプレー塗装する際はベランダに段ボール箱を置いてその中でスプレーを吹いていました。
でも、ダンボール箱は狭いのでスプレーの粉が反射して少し周りに飛び散ってしまいます。

市販の塗装ブースなら粉を吸い取ってくれるけど値段が高いよ!
市販の塗装ブースはサイズ的にはガンプラ等の小さいプラモデル用である程度大きな物を塗装するには不向きです。

大きいものも塗装したいから塗装ブースを自作してみようかな!
あまりお金を掛けたくないので材料は出来るだけ100均を活用することにします。
また、塗装作業しない時はコンパクトに収納出来るように組立式の塗装ブースにしたいと思います。
ということで、

今回はスプレー塗装に便利な組立式の塗装ブースを100均アイテムで自作するよ!
塗装ブースの作り方
塗装ブースの材料
支柱
塗装ブースの骨組み部分に使う材料はキャンドゥで調達したガーデニング用の洋ラン支柱です。
サイズは60cm×3.2mmで10本入りです。
植物の成長に合わせて湾曲出来るタイプなので、一般的なガーデニング用支柱より細く場所を取りません。


細いけど金属製だから丈夫な支柱だよ!
飛散防止フィルム
塗料の飛散防止にはダイソーの塗装用保護フィルム(マスカーフィルム)を使います。
あらかじめ弱粘着のテープがポリ製のフィルムにくっ付けてあるので養生作業が捗ります。


粘着テープもセットでお得なフィルムだよ!
塗装ブースの主な材料はこの二つです。
支柱を組み合わせて箱型にして養生フィルムで覆うことで塗装ブースにしようという訳です。
支柱の組み立て
結束
ガーデニング用の支柱を小型結束機で固定して組み合わせます。

シンプルだけど高機能だよ!
支柱の長さは60cmあるのですが、結束機で支柱を2本結束してさらに長さを確保します。
結束バンドで固定しても支柱も結束バンドも表面がツルツルで強く引っ張ると固定位置をズラすことが出来ます。
つまり、塗装対象に合わせてある程度塗装ブースのサイズ調節が出来る構造です。


2本の支柱をスライドさせることで塗装ブースのサイズを調整出来るよ!
塗装ブースの角パーツの作成
当初、塗装ブースの角にあたる部分も結束機で組み合わせたのですが、コレが大失敗でした。
結束機では完全に固定出来ず、グラグラ動くので箱の形を維持することが出来ませんでした。。


どこも固定されてないからグラグラしちゃうよ!
木材カット
仕方ないので塗装ブースの角にあたる部分は木材で作ります。
木材(15mm×9mmの檜板)をノコギリでカットします。


ソーガイドを使うと綺麗にカット出来るよ!
ソーガイドの使い方はこちらの記事で紹介しています。
角パーツの組み立て
カットした木材を3つ組み合わせて角の形にして木工ボンドで接着します。
角のパーツは四隅分で4個作ります。

穴あけ
角パーツに支柱を差し込むための穴をハンドドリルで開けます。
支柱の太さが3.2mmなので、ドリルも3.2mmを使います。

ハンドドリルの使い方はこちらの記事で紹介しています。
塗装ブースの骨組みの組み立て
角のパーツに開けた穴に支柱を差し込み組み立てます。

四隅それぞれ支柱を差し込むとこんな感じです。


支柱が組み上がって形になってきたよ!
飛散防止フィルム取り付け
フィルムを貼る
箱型にした骨組みにダイソーのマスカーフィルムを貼っていきます。


粘着テープ付きのフィルムだからそのまま貼れるよ!
塗装ブースの側面にマスカーフィルムをぐるっと一周貼ります。

天面にもマスカーフィルムを貼ったら、塗装ブース完成です!


支柱にフィルムを貼っただけの簡単DIYだよ!
使わない時は支柱を分解すればコンパクトになるので収納に困りません。
(マスカーフィルム部分は使い捨てです)
実際に塗装ブースで塗装してみた
今回作成した塗装ブースは床部分が無いので、下に100均のレジャーシートとダンボールを敷いて塗装します。


臭いがキツイからベランダに塗装ブースを置いて塗装したよ!
上の写真は以前、パイプ椅子をリメイクした時のものです。
スプレー塗装は想像以上に塗料の粒子が舞うので、保護メガネと防じんマスクは必須です。
まとめ
はい、そんなわけで今回はスプレー塗装に便利な塗装ブースを100均アイテムを使って自作しました。
組立式なのでセットアップが面倒ですが、塗装しない時にコンパクトに収納出来るので便利です。

汚れたら新しいフィルムを100均で調達すれば、ずっと使えるよ!
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