はじめに
以前、キッチン用にトイレットペーパーホルダーをDIYしました。
↓の写真のやつですが、ナチュラルテイストで可愛く仕上がっていると思います。

トイレットペーパーホルダーは以下の記事で作成方法を紹介しています。
しかし、使っているうちにいくつか改善したい点が出てきました。

トイレットペーパーを取り出すときに紙が引っかかって千切れることがあるのよね。

そうかぁ。
トイレットペーパーを取り出す際に紙が千切れてしまうと、上のフタを開けてトイレットペーパーのセットし直す必要があり少し面倒なのです。

もっと使い易くなるように改造してみるよ!
ということで、

今回は紙の取り出しがスムーズなキッチン用ペーパーホルダーをDIYします!
紙の取り出しがスムーズなキッチン用ペーパーホルダーをDIY
改造前のトイレットペーパーホルダー
既存のトイレットペーパーホルダーは箱の中に芯棒があり、そこにトイレットペーパーをセットして前面のスリットから紙を引き出す構造です。

この構造の問題点としてはトイレットペーパーを交換したばかりの場合は紙の自重が重いため、紙を引き出す際にスムーズに回転せず引っかかる感じがあります。

紙が少なくなるとスムーズに取り出し出来るんだけどね。
改造後のトイレットペーパーホルダー
こちらが改造後のトイレットペーパーホルダーです。
改造前の物との外観上の違いは前面に扉とつまみがある点です。

改造前のものは下の写真のように取り出す際にトイレットペーパーが千切れてしまうと、上のフタを開けてトイレットペーパーを取り出して、再度セットする手間がありました。

改造後は取り出す際にトイレットペーパーが千切れてしまっても、前面の扉を開くことで簡単に紙を取り出すことができます。


トイレットペーパーを再度セットする手間が省けた!
もう一つの改善点は箱内部の芯棒の箇所です。芯棒部分がスムーズに回転するようになっています。

芯棒の底にベアリングを仕込むことでスムーズな回転を実現しています。


ベアリング内蔵で紙の取り出しがスムーズになったよ!
トイレットペーパーホルダーの改造方法
芯棒の除去
上蓋のネジを外し、芯棒を除去します。
芯棒は木工用ボンドで取り付けていたので、手でねじるようにして取り外しました。(ちょっと底板が剥がれましたが)

前面扉の作成
前面に扉を作成するため、前面スリット部の片側をノコギリでカットします。

前面の扉に「つまみ」を付けるため、カットした板にドリルでネジ穴を開けます。

穴開け用のドリルはハンドドリルを使用しています。
扉のつまみはダイソーの「ボタンフック(ホワイト)」を使います。

トイレットペーパーホルダーの本体側に蝶番を埋め込む溝を加工して、ピンバイスでネジの下穴を開けます。

蝶番部分の加工についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
扉のつまみと蝶番をネジで取り付けたら前面の扉の加工は完成です。

芯棒のベアリング加工
芯棒をスムーズに回転させるためにベアリングを使います。
中心にネジが付いている特殊なベアリングです。
ベアリングをトイレットペーパーホルダー本体底に固定するために土台を作ります。
適当な厚みの板に鬼目ナットを取り付けます。

鬼目ナットを付けた板をベアリングの大きさに合わせてカットして底面板に木工用ボンドで固定し、ベアリングを取り付けます。

芯棒の中心にベアリングの直径と同じ大きさの穴をハンドドリルで開けます。

ベアリングを付けた底面に芯棒を接着剤で取り付けますが、その際、芯棒の底付近にネジを止めてトイレットペーパーが底に付かないようにします。

こうすることで芯棒とトイレットペーパーのみが回転するようになります。
構造を図解すると以下のような感じです。


芯棒にベアリングが付いてスムーズに回転するよ!
まとめ
はい、そんなわけで今回はスムーズに紙が取り出し可能なキッチン用ペーパーホルダー(改)をDIYしました。
既存のDIY作品の改造ですが、見た目も損なわず使い勝手が大きく向上しました。

キッチン用のペーパーホルダーを改造して使い易くなったよ!

ほんとだ。スムーズに紙を取り出せるね!
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