はじめに
DIY作品のレベルを上げるためには、設計通りの寸法で作ることが重要かなと思います。
DIY初心者にはこれが中々難しいんですよね。
少しズレがあるだけで、いびつな仕上がりになってしまいます。。
材料の寸法を測って正確な線を引きたい所ですが、直角を出すのが意外と難しいです。
でも「完全スコヤ」という墨付け専用の工具があれば、初心者でも簡単に精度の高い線を引くことが可能となります。
ということで、
今回は完全スコヤの特徴と使い方を紹介します!
シンワ測定「完全スコヤ」
スコヤで特徴的なのは、土台があることです。
土台部分に厚みがあるので、平らな場所に置くと定規部分が浮いてしまい線が引けません。
木材の墨付けに特化した工具なのです。
定規部分は15cmなので定規としてはコンパクトです。
土台部分は金属の塊なので、ずっしり重みがあり自立します。
私が所有しているのはシンワ測定の完全スコヤですが、土台部分に「特撰」の文字と鶴と亀の絵がプリントされていて、めでたい感じです。
裏面はペンギンがいます。
完全スコヤの使い方
スコヤの土台部分を木材にピタッと当てることで正確な直角が出ます。
この状態で線を引くと精度の高い線が引けます。
指矩(さしがね)はスコヤの様に土台がないので、本体をしならせて木材に当てる必要があり、当て方によって少しブレるのです。
スコヤだと一発でピタッと合うのですが、指矩(さしがね)だとこの調整が必要になります。
ブレるとプチストレスを感じるので、一度スコヤを使ったら、もうスコヤ無しなんて考えられません!
スコヤは自立するので、木材を組み合わせた時に直角が出ているか確認するのも簡単です。
この様な細かい墨付けもスコヤがあると便利です。
本体がコンパクトなので小回りが効くんですよね。
簡単にピタッと正確な線が引けるので気持ちがいいです。
ちなみにこれは以前作ったペンダントスタンド です。
45度の線を引きたい場合は、「止型スコヤ」というスコヤを使います。
止型スコヤでも直角の線が引けますが、長さが少し短いので使い分けが必要になります。
スコヤで正確な線を引いた後は木材をカットしますが、ソーガイドを使うと正確にカットが可能です。
こちらの記事でソーガイドの使い方を紹介しています。
まとめ
はい。そんなわけで今回は簡単に精度の高い線が引ける工具「完全スコヤ」を紹介しました。
指矩(さしがね)である程度代用可能なので、スコヤの購入は後回しになるケースが多いかと思います。
でも、スコヤがあると墨付けの精度と効率がアップするので、DIY初心者にもオススメしたい工具です。
スコヤは便利!
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