はじめに
木材の表面を整えるため、紙やすり(サンドペーパー)を使っていますが、すぐに目詰まりするので消費量が激しいです。
気付いたら使い切っていたりして、慌てて買いに走ることもありました。
そんな時にサンドペーパーと金属製ヤスリの中間のような工具「NTドレッサー」を見付けました。
ということで、
今回はNTドレッサーを紹介します!
NTドレッサー外観
NTドレッサー本体
NTドレッサーの外観はこんな感じ。
鈍い光沢を放つアルミダイキャスト製ボディがカッコイイです。
側面には穴が二つ開いていて、フックとかにぶら下げておけます。
グリップ部分は曲線で構成されているので握りやすく、手に馴染みます。
滑り止めの役割を果たす溝もあり、力を込め易くなっています。
本体のサイズはこんな感じ。
NTドレッサーにはいくつか種類がありますが、これは「メタルドレッサーL L30-GP」です。
幅の細いタイプもあります。
細かい部分用ですね。
本体がプラスチックのタイプもあります。
値段を優先するならこちらでしょうか。
(カッコ良さはないですが)
替え刃と交換方法
替え刃(中目)
中目(約#280〜400)の替え刃はこんな感じ。
表面を綺麗に整える目的なら中目がピッタリです。
本体が金属製でずっしりと重いので、紙やすりと比較すると研磨力が高く、目詰まりも起こしにくい印象です。
替え刃の交換は、替え刃を固定している二箇所のネジを外すだけです。
替え刃(大荒目)
大荒目(約#30〜40)の替え刃はこんな感じ。
大まかにガシガシ削っていきたい時はコレです。当たるとめちゃくちゃ痛そうです。
中目と比較すると荒々しい感じが伝わるかと思います。
研磨テスト
杉板の研磨
中目の替え刃を付けて、実際に杉板の表面を研磨してみます。
若干、分かりづらいですが、未研磨の杉板はよく見ると表面の所々に窪みがあります。
研磨後の杉板は窪みもなく、木材の表面が綺麗に整っています。
お手入れ
研磨中に木の粉で目詰まりしたら、歯ブラシで落とします。
歯ブラシで落ちない場合は、金属ブラシで落とします。
初めから金属ブラシを使えば早いのですが、替え刃を痛めそうなので出来るだけ歯ブラシで落とすようにしています。貧乏性ですね。
実例
こちらは合板を2枚重ね貼りした後、側面をNTドレッサーで研磨しています
このような狭い部分をシャープに仕上げたい場合、紙やすりでは力を入れづらく、力が均等に伝わらないので、角が丸まってしまう可能性が高いです。
NTドレッサーは金属製でずっしりと重く、剛性が高いので力が均等に入り易く、研磨面もシャープに仕上がります。(逆に言うと、曲面にNTドレッサーは合いません)
この例は、木製バイスをDIYした時のものです。
こちらはラッカー塗装された机をNTドレッサーでガシガシ削って剥がしています。
大荒目の替え刃は超強力で、一気に塗装を剥がせます!
(下の机も傷だらけになりますが)
こちらは作業机をリメイクした時のものです。
まとめ
はい。そんなわけで今回は紙やすりと金属ヤスリの中間のような工具「NTドレッサー」を紹介しました。
紙やすりの消費が激しいのを改善したくて購入しましたが、使い勝手が非常に良いので、もうコレ無しじゃやってられないぐらい依存しています。
メタルボディがカッコよく、所有感も満たしてくれるのでオススメの工具ですね。
カッコいいし、便利だよ!
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