はじめに
ダイレクトメールでも一応中身を見てから捨てる派なのですが、ハサミでチョキチョキ開封するのも手間がかかります。

数が多いと面倒くさいよ!
大事な手紙ならそれでも良いのですが、ダイレクトメールはすぐ捨てるので時間を掛けずにスパッと開封したいものです。
封筒を素早く綺麗に開封出来る便利な道具がレターオープナーです。
手紙を開封することに特化しただけあって、スパッと簡単に手紙を開封出来ます。

レターオープナーが欲しくなったよ!
ということで、

今回は封筒を素早く綺麗に開封出来る木製レターオープナーをDIYするよ!
レターオープナーとは
手動レターオープナー
レターオープナーには手動タイプと電動タイプがあります。
手動タイプは手紙を溝に入れてスライドしてカットするタイプと、カッターの刃を手紙の隙間に入れてカットするペーパーナイフに近い使い方のものがあります。

手動レターオープナーは価格が安くて手が出し易いよ!
電動レターオープナー
電動タイプのレターオープナーはカットするのは楽ですが、音がするので静かな環境では少し気になるかと思います。

電動レターオープナーは手動タイプより簡単に封筒を開封出来るよ!
ペーパーナイフ
手紙を開封する道具と言えば、ペーパーナイフを思い浮かべる方も多いと思います。
鋭利ではないとはいえ刃が剥き出しなので、小さな子供がいる家庭では置き場所に注意が必要ですね。
個人的には一番おしゃれな感じで好みですけども。

昔ながらの道具だけどおしゃれな物が多いよ!
スライド式 木製レターオープナー 完成後の外観
完成後の外観
檜板の木目とアンティーク風な色合いがマッチした素朴な外観です。
左の隙間から手紙をスライドさせてカットします。
隙間が凸凹になっていることで手紙をスライドした際にカッター部分に手紙が押し付けられてカットする仕組みです。


100均の木材で作った割にはおしゃれ感があるよ!
手紙を入れる左側の方が隙間が大きく入れ易くなっています。

背面はこんな感じ。
穴はネジとナットが入っています。
カッターの刃が欠けた場合に交換可能とするため、分解可能な構造にしています。


カッターの刃が欠けても取り替え可能だよ!
カッター部分
凸部分のパーツにカッターの刃が仕込まれています。
手の届かない位置に刃があるので子供が触っても危なくありません。


小さい子が使っても安全な構造だよ!
凸部分のパーツを取り外すと下から少し上の位置にカッターの刃があることが分かります。
少し上にカッターの刃があることで手紙の端を上手くカットすることが出来るのです。


分解すると刃が出てくるので注意が必要だよ!
レターオープナーで手紙を開封
少し厚めのダイレクトメールを開封してみます。
このように刃が押し付けられた側だけカットされています。

薄めのダイレクトメールを開封すると部分的に両側がカットされます。


カッターの切れ味が良いから素早く綺麗に開封出来るよ!
セリアの檜板で作るレターオープナー
材料カット
材料はセリアで売っていた檜(ひのき)板を使いました。
100均だけあって小さい木材ですが、今回のような小さい物を作る分には十分な量です。

同じ木材で↓のしゃもじ立てもDIYしています。
墨付け
カットする前にシャーペンでカットする箇所に線を入れます。(墨付けと言います)


正確に測って線を引くのがポイントだよ!
ノコギリでカット
材料をノコギリ でカットしていきます。
使っているノコギリ はソーガイドというガイド付きの物で綺麗に正確に材料をカットする際に重宝します。
使い方は「ソーガイド」の記事で詳しく紹介しています。


ソーガイドがあれば上の写真みたいに材料を薄くカットするのも簡単だよ!
凸凹部分の加工
凸部分はソーガイドで加工しましたが、凹部分はノコギリ で溝を切った後、ノミで削ります。


細かい部分の加工はノミがあると便利だよ!
凸凹完成です。


形になってきたよ!
カッター部分の加工
レターオープナーの刃はダイソーで調達したカッターの刃を使います。
必要な刃は一枚なので、一枚だけ付属の部品で折って切り離します。

凸部分にカッターの刃が若干出るように置いてシャーペンで墨付けします。

墨付けした線に合わせてノミで掘り込みします。
手紙の端から2mm程度上の位置にカッターの刃がくるように深さを調整しています。


封筒を切るだけだから、ちょっとだけ刃が出てればOKだよ!
カッターを仕込んだらフタをします。
カッターの刃が欠けた時は交換出来るようにフタは木片を乗っけているだけです。


接着していないから刃を交換出来るよ!
ネジ部分の加工
ピンバイスで穴を開けてネジを通し、デザインナイフでナット埋め込み用の穴を加工します。
ピンバイスはこちらの記事で詳しく紹介しています。


ピンバイスは小さい穴を開けるのに便利な道具だよ!
表面処理
面取り
角をホビーカンナで面取りします。
面取りすることで持った時の手触りが柔らかく手に馴染むようになります。
ホビーカンナの使い方はこちらの記事で詳しく紹介しています。

表面処理
120番と240番の紙やすりを順にかけて表面処理します。
塗装
左が塗装前、右が塗装後です
ワトコオイルのダークウォルナット を塗ってアンティーク風になりました。

ワトコオイル の塗り方はワトコオイル の記事で詳しく紹介しています。

ワトコオイルを塗ると100均の木材でも高級感が出るよ!
まとめ
はい。そんなわけで今回は封筒を素早く綺麗に開封出来る木製メールオープナーをDIYしました。
ハサミでも手紙の開封は出来ますが、専用の道具の方が使い勝手は良いです。

ダイレクトメールの処理が簡単になったよ!
うちの娘も気に入ったようで無駄に手紙を切りたがります。

私が開けてあげる!スパッ!スパッ!
使った材料・工具
使った材料
材料 |
内容 |
木材 | セリアの檜板(厚み15mm) |
カッターの刃 | ダイソー |
ネジ、ナット | M4×20mm |
塗料 | ワトコオイル (ダークウォルナット) |
使った工具
工具 |
内容 |
ノコギリ | ソーガイド |
クランプ | ダイソーF型クランプ (200円商品) |
ホビーカンナ | BIGMAN ホビーカンナ25 |
その他 | ハサミ、デザインナイフ 棒やすり・紙やすり・ハンドサンダー 木工ボンド 定規・メジャー 筆記用具 |
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