ナチュラルで可愛い木製ロールペーパー(トイレットペーパー)ホルダーをDIYしました。
はじめに
料理中にちょっと拭いたりするのに便利なのでトイレットペーパーをキッチンで使っています。
こんな感じのロールペーパーホルダーに入れています。
土曜日は奥さんが仕事なので私が家族の夕飯を作っているのですが、先日料理中にちょうど紙が無くなってしまったのです。
仕方なく初めてトイレットペーパーを交換してみたのですが・・
紙が出ないんだけど。。
芯取った? 芯を取ってから紙を内側から出すんだよ。
へー、そうなんだ。知らなかった。・・芯取るの面倒くさくね?
面倒くさいよ?
ということで、
今回は紙を交換し易い木製ロールペーパーホルダーをDIY!
木製ロールペーパーホルダー 完成後の外観
完成後の外観
キューブ状の可愛い外観です。
前面のスリットから紙を取り出せます。
フタを開けるとこんな感じ。
真ん中の円柱にトイレットペーパーをセットします。
トイレットペーパーをセットするとこんな感じ。
カッターは無いので紙を引出したら手で紙をちぎります。
これは既存のロールペーパーホルダーと同じです。
背面の蝶番部分は掘り込みをしているので外側からは軸部分のみ見えます。
既存のロールペーパーホルダーと比較するとこんな感じ。
木製ロールペーパーホルダーの方が若干大きく重いですが、その分安定感があるので紙を取り出す時にズレにくいです。
パイン集成材で作る木製ロールペーパーホルダー
本体の材料
本体の材料はパイン集成材です。
パイン材は優しい木目が特徴でカントリー風の可愛い家具によく使われています。
材料のカット
ソーガイドを使って本体の材料をカットします。
幅の広い木材も正確に直角カット出来て便利です。
ソーガイドはこちらの記事で詳しく使い方を紹介しています。
組み立て
カットした板を木工ボンドで組み立てていきます。
セリアの木工ガイドで仮固定するとグラグラしないので便利です。
セリアの木工ガイドはこちらの記事で詳しく紹介しています。
組み上がったら当て木をしてハタガネでしっかり圧着します。
圧着することで木工ボンドだけでも十分な強度が出るので釘やビスは使いません。
円柱部の加工
トイレットペーパーをセットする円柱部分はツーバイツー材の端材を使います。
ホームセンターで40円程で調達しました。
初めから丸く加工されたものがあれば良かったのですが、ちょうど良い太さの物がなかったので角を削って丸く加工することにしました。
ツーバイツー材は38mm×38mmなのでホビーカンナで角を削って丸くするとちょうど良い大きさになります。
ホビーカンナの使い方はこちらの記事で詳しく紹介しています。
角材を回しながら丸くなるように削っていきます。
手作業なので若干いびつですが、まあ、それも味ということで。
トイレットペーパーがスムーズに回転できる様になったら、紙やすりで表面を整えます。
トイレットペーパーからはみ出てる部分はノコギリでカットします。
円柱を箱の底板部分に木工ボンドで固定します。
トイレットペーパーを被せて現物合わせで中心に合わせました。
蝶番部分の加工
蝶番部分をノミで掘り込みします。
手間がかかりますが、掘り込みを行うことで外側から蝶番が目立たず見栄えがよくなります。
本体をホワイト系で塗装するので目立たないようにホワイトの蝶番を付けました。
フタを閉めると軸部分のみ外側に出ます。
蝶番部分の掘り込み方法については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
表面処理
ホビーカンナで角を面取りした後に紙やすりで全体を表面処理します。
紙やすりは120番を掛けた後に240番を掛けると綺麗になります。
表面処理前はこんな感じでバリがあったり、角が尖ってたりして見た目も手触りも良くありません。
表面処理をするとこんな感じです。
面取りをすることで手触りが良くなり、柔らかく優しい印象になります。
塗装
フタの部分をワトコオイル のミディアムウォルナットで塗装します。
塗装するとこんな感じ。
ワトコオイル を塗ると木目が引き立ち、ナチュラルな仕上がりになります。
ワトコオイル の塗り方はこちらの記事で詳しく紹介しています。
本体部分はオールドビレッジ バターミルクペイントのCorner Cupboard Yellowish White を塗りました。
バターミルクペイントの塗り方はこちらの記事で紹介しています。
塗装が乾いたらフタを付けて完成です。
・・・と思ったのですが、
なんか紙が引っかかる感じで重いかなぁ。
奥さんのダメ出しが入ったので改修します。
回転部の滑りを良くする
トイレットペーパーが新品の状態だと重みがあり、底板との接地面積も大きくなります。
その状態だと紙を引いて取り出す際にトイレットペーパーと床板の摩擦係数が高く、引っ掛かる感じがあります。
摩擦係数を減らすには接地面積を小さく、表面を滑らかにする必要があります。
そこで表面がツルツルのプラ板を下に敷くことにしました。
ダイソーのコンパスカッターでプラ板を丸くカットします。
真ん中もカットして輪っか状にします。
木製ロールペーパーホルダーの円柱部分にカットしたプラ板をセットします。
トイレットペーパーの接地面が少なくなり、表面もツルツルなので紙の滑りが良くなります。
スーっと軽く取り出せる様になったね!
今度こそ完成です。
まとめ
はい。そんなわけで今回は木製ロールペーパーホルダーをDIYしました。
ナチュラルで可愛く仕上がったかなと思います。
トイレットペーパーの芯を取らずに簡単にセット出来るよ!
いい感じになったね!
木製ロールペーパーホルダー 各部サイズ
本体サイズ(単位mm)
フタ部分は開けやすくするため、寸法より2〜3mm大きくしています。
各部サイズ(単位mm)
使った材料・工具
使った材料
材料 |
内容 |
本体・フタ | パイン集成材(9×150×910mm) |
底板 | シナベニヤ(4mm) |
円柱 | ツーバイツー材の端材 |
蝶番 | カラー蝶番 ホワイト 25mm |
プラ板 | タミヤ プラ板 0.3mm |
フタ部分塗料 | ワトコオイル (ミディアムウォルナット) |
本体部分塗料 | オールドビレッジ バターミルクペイント (Corner Cupboard Yellowish White) |
使った工具
工具 |
内容 |
ノコギリ | ソーガイド |
クランプ | ダイソーF型クランプ (200円商品) |
ノミ | 角利産業 東守一 追い入れのみ 9mm 15mm |
ホビーカンナ | BIGMAN ホビーカンナ25 |
ハタガネ | 蝶印 真鍮ハタガネ 300mm |
木工ガイド | セリア 木工ガイド |
コンパスカッター | ダイソー コンパスカッター |
その他 | プラスドライバー ハサミ 紙やすり・ハンドサンダー 木工ボンド マスキングテープ 刷毛・ビニール手袋・キッチンペーパー・キッチンスポンジ 定規・メジャー 筆記用具 |
コメント