はじめに
DIYで木工作品を作った後、塗装しようかどうか迷いますよね。
無塗装の木材は木の香りや木目があって癒されるので、そのままでもいいかな?って思いがちです。
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あと単純に塗るのが面倒臭い…
しかし、無塗装の木材は傷や汚れ、湿気などにとても弱いのです。
汚れる可能性があったり水気がある場所に木工作品を置く場合は、塗装して表面保護しないと折角作った作品がダメになってしまうかもしれません。
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やっぱ塗装しようかな!
木材に使う塗料は、木材に浸透して着色するステイン系の塗料や、木材の表面に塗膜を作るペンキやニスなどがありますが、表面保護に優れているのは塗膜を作るタイプです。
木材の表面を覆うように塗膜が出来るので木の手触りや質感が失われますが、好みのカラーが選べたり、汚れたらサッと水拭き出来るメンテナンス製の高さが魅力です。
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手軽に塗るなら水性塗料がおすすめ!
塗膜を作るタイプでも油性と水性の塗料がありますが、お手軽なのは水性塗料です。
水性塗料は油性塗料より匂いがキツくなく、使った後の刷毛も水で洗うことが出来ます。
そんな水性塗料の中でもホームセンターなどで手に入り易く、落ち着いた色調のものが揃っているのがターナー社のミルクペイントです。
とっても可愛らしい名前の塗料ですが、仕上がりも名前に負けずに可愛くなるおすすめの塗料です。
ということで、
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今回はターナー ミルクペイントの特徴と塗り方を紹介します!
ターナー ミルクペイントの塗り方
ターナー ミルクペイントの特徴
ターナー ミルクペイントはその名の通り、森永乳業のミルク原料を使用した塗料です。
カラーは落ち着いた色調のものが多く、乾燥後は艶のないマットな仕上がりになるのが特徴です。
出典:https://turner.co.jp/paint/milkpaint/mk/
注意点としては、使用後は容器を密閉して直射日光や高温多湿を避けて保管する必要があります。
一般的な塗料でもよくある注意点ですが、ミルクペイントの場合は乳成分に由来する原料を使っているため、腐敗する恐れがあります。
塗装準備
養生
塗料で周囲の床などを汚してしまわないように事前に養生をしておくと安心して作業が出来ます。
養生におすすめなのは100均のレジャーシートです。
レジャーシート自体が汚れてきても気兼ねなく捨てられます。
![100均のレジャーシート](https://siro-azarasi.com/wp-content/uploads/2022/02/80bd6d483cfd5ae466d5f240ca9e39ff.jpg)
手に塗料がつく可能性があるので手袋をして作業します。
ビニール手袋も100均の薄いタイプがおすすめです。
薄いビニールの方が指先の感覚が素手に近いので作業がし易く、汚れたら都度取り替えられます。
![100均のビニール手袋](https://siro-azarasi.com/wp-content/uploads/2022/02/dc7b78d356b338272a415e361e40499e.jpg)
攪拌
今回使用するのはターナー ミルクペイントのスノーホワイトです。
ミルク缶のような可愛い容器に入っています。
![ターナーミルクペイント 容器](https://siro-azarasi.com/wp-content/uploads/2022/02/c56efd2544a5b9fc2c24410ca2c082b7.jpg)
フタを開けて中を見ると、塗料の成分が沈殿してまだらになっています。
![塗料の成分が混ざっていない状態](https://siro-azarasi.com/wp-content/uploads/2022/02/4c9667019036bb8767c785a3360e5188.jpg)
しっかり混ぜてあげるとクリーミーな感じになります。
![ターナー ミルクペイントを混ぜた状態](https://siro-azarasi.com/wp-content/uploads/2022/02/c7a5cb5c20b245b471037222e8ec9593.jpg)
ちなみにターナー ミルクペイントは、オールドビレッジ社のバターミルクペイントと比較すると少し粘度が低い感じなので、水で薄めず原液のままでも塗りやすいです。
バターミルクペイントの特徴と塗り方はこちらの記事で紹介しています。
刷毛の抜け防止
特におろし立ての刷毛は毛が抜け易いです。
80番程度の荒い紙やすりの上を数回なぞり、予め抜け易い毛を落としておくと安心です。
![刷毛を紙やすりに擦りつける](https://siro-azarasi.com/wp-content/uploads/2020/10/9e9506136af253b195a6bed528822eaa.jpg)
ターナー ミルクペイントで塗装する
今回、ターナー ミルクペイントで塗装するのは、以前DIYしたブレイブボードスタンドです。
しばらく無塗装で使っていましたが、ブレイブボードの汚れがスタンドに付いてしまうのが気になったので、汚れても水拭き出来るように塗装することにしました。
![ブレイブボードスタンド](https://siro-azarasi.com/wp-content/uploads/2022/02/b44b77b846da195fc221176097a8169c.jpg)
塗装の基本は「塗りづらいところから塗る」です。
塗り易いところから塗ってしまうと、塗りづらいところがさらに塗りづらくなるためです。
今回は、ブレイブボードスタンド内側の刷毛が届きづらいところから塗っていきました。
![ターナー ミルクペイント 塗りづらいところから塗装する](https://siro-azarasi.com/wp-content/uploads/2022/02/dd7beb87c059df1a72a4a28cb69f9188.jpg)
塗りムラを目立たなくするため、刷毛で塗るときは木目に沿って一方向に動かすようにします。
時間をかけると塗料が固まってくるので、サッと手早く一気に塗っていきます。
塗料を付け過ぎず、薄く塗るのもポイントの一つです。
1回目の塗装では下地が見えるぐらいでも大丈夫です。
![ターナー ミルクペイント 薄く一方向に塗る](https://siro-azarasi.com/wp-content/uploads/2022/02/d668a07cb21e79be8303393216633b90.jpg)
1回目の塗装が終わり10分〜20分置いたら表面の塗装が乾くので、2回目の塗装を行います。
2回目の塗装を行うと下地は見えなくなり、ターナー ミルクペイント本来の発色が出ます。
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塗装後の作品サンプル
こちらがターナー ミルクペイント(スノーホワイト)塗装後のブレイブボードスタンドです。
マットでとても可愛らしい発色です。
![ターナー ミルクペイント 塗装サンプル](https://siro-azarasi.com/wp-content/uploads/2022/02/e66536f628819220b5daf09cde015383.jpg)
ターナー ミルクペイントは耐水性なので、汚れたブレイブボードを収納しても水拭きすれば綺麗になります。
![ターナー ミルクペイント スノーホワイト塗装サンプル](https://siro-azarasi.com/wp-content/uploads/2022/02/86adbc7eef32638184200bc1c85428cb.jpg)
ターナー ミルクペイントは落ち着いたマットな仕上がりが好みなら最適な塗料かなと思います。
水性なのでDIY初心者でも使い易いのもポイント高いですね。
こちらの記事では100均のスノコで作ったパーティションにターナー ミルクペイントを塗って仕上げています。
刷毛の後処理
ターナー ミルクペイントは水性塗料なので、塗装後の刷毛は水で洗うことが出来ます。
バケツに水を張り、刷毛先がバケツの底に付かないようにビニール紐で吊るして半日程度置いておくとあらかた塗料が落ちるので洗う手間が軽減されます。
![刷毛の後処理](https://siro-azarasi.com/wp-content/uploads/2022/02/487fe85df3050926e571c42e72752c27.jpg)
最後に流水ですすぎ、刷毛先を上にして日陰で自然乾燥させればOKです。
![刷毛を乾かす](https://siro-azarasi.com/wp-content/uploads/2022/02/206644b13ce453eb14cfa264461b9aae.jpg)
まとめ
はい、そんなわけで今回はターナー ミルクペイントの特徴と塗り方を紹介しました。
ターナー ミルクペイントで塗装すると落ち着いたマットな仕上がりになるのが魅力です。
水性で扱い易いので初心者にもおすすめの塗料です。
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DIY作品が可愛く仕上がるよ!
ミルクペイントを塗った後にアンティークメディウムを使うと簡単にアンティーク風になります。
木目を活かしたナチュラルな仕上がりにする時はオイルフィニッシュで塗装します。
人気のカラーがあって使い易いのはワトコオイルです。
木目を活かしつつ耐水性を持たせたい場合は、ポアーステインで着色後にウレタンニスでコーティングする方法もあります。
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