はじめに
キッチンカウンターの上ってとりあえず何か置いてしまいますよね。

調味料とかタッパーとか色々置いちゃうよ!
ついつい一時置きしちゃいますが、キッチンカウンターの上が雑然としてると見栄えが良くありません。

キッチンカウンターの上に収納が欲しくなったよ!
キッチンカウンター上の収納は下の様な既製品もありますが、ちょっと高いし欲しいサイズではありません。
せっかくなのでDIYで作ってみようと思いました。

キッチンカウンターの上に収納ケース作ってもいいかな?

うん。どうせならキッチンカウンターの幅いっぱいぐらい大きいのがいいかな。

ヨシ!おしゃれなショーケース風の収納ケースを作るよ!
ということで、

今回はキッチンカウンター上収納をDIYするよ!
設計図
実際にDIYする前にイメージを掴むため、簡単な設計図を書きます。
割とテキトーな感じですが、こんな感じでも必要な部材や加工方法など具体的なイメージが掴めます。


この設計図を見ながら作っていくよ!
おしゃれなショーケース風キッチンカウンター上収納をDIY
キッチンカウンター上収納 設置前後の比較
ビフォー
ちょっとアレなのでぼかしときますが、とりあえずの一時置き場としていろいろ置かれている状況です。


キッチンカウンターの上に物がいっぱいで雑然としてるよ!
アフター


キッチンカウンターの上がいい感じになったよ!
キッチンカウンター上収納 完成後の外観
全体
キッチンカウンター上収納ケースの幅は910mmです。
キッチンカウンター全体はこんな感じ。既存の収納と高さとデザインを合わせてます。


すごく長いよ!
扉内部
扉を開けるとこんな感じ。
キッチン側からも物を置けるように後ろ側は完全に開いています。


キッチンカウンターの前後から物が取り出せるよ!
木材の接合の仕方
板の接合部

このように溝を切ってはめ込む加工をすると釘を使わなくても強度が確保出来ます。
こちらの工具箱のDIYでも強度確保のための接合方法を駆使しています。
大入れ加工後、木工ボンドを付けてハタガネ でしっかり圧着固定しておきます。
圧着することで木工ボンドでもかなりの強度が出ます。

今回のDIYでは釘やネジを使わずに接合方法を工夫して木工ボンドで組み立ててるよ!
すりガラス部分
材料
ガラス部分は1.5mm厚の透明アクリル板を使用しています。
今回は目隠しも目的の一つなので、アクリル板にセリアのすりガラス風シートを貼っています 。

すりガラス風シートでおしゃれに目隠し出来るよ!
アクリル板のカット方法

普通のカッターだと綺麗にカット出来ないよ!
アクリル板の固定方法
↓の赤マル部分は5mm幅と10mm幅の檜板を組み合わせてアクリル板をスライドして入れられるようにしています。
すりガラス風シートに飽きて見せるディスプレイにしたい場合に備えてアクリル板は取り外し可能な構造にしています。


見せるディスプレイにするには中の物もおしゃれにしないとね!
アクリル板の固定には、セリアのフォトフレームについてたトンボ(黒いプラスチック部分)を利用しています。


所々に100均アイテムを使ってコストダウンしてるよ!
扉フレーム部分
扉フレーム部分の材料
扉フレームは15mm幅の檜材を使っています。

檜板は香りがいいよ!
扉フレーム部分の加工
45度カットした木材を組み合わせて枠を作るのですが、正確に45度でカットしないと枠になりません。
そこでソーガイドを使って45度カットしています。
45度にカットするための治具が付いているので正確にカット出来ます。
ソーガイドの使い方はこちらの記事で詳しく紹介しています。
強度確保


釘を使わずに強度確保しているよ!
底板部分
食器棚シートを両面テープで貼っています。
扉開けると向こう側が丸見えになりますが、両側から物を入れたり出したり出来るので使い勝手が良いです。


食器棚シートは100均で調達したよ!
塗装
塗装前
塗装前はこんな感じ。本体部分はパイン 集成材を使っています。


集成材は無垢板より強度が高くて値段もお手頃価格だよ!
塗装前の表面処理
塗装前の前処理として全体的に120番の紙やすりをかけ、次に240番の紙やすりをかけて仕上げをしています。
ヤスリ掛けの際は↓のようなサンドペーパーホルダーがあると力をかけ易くて便利です。

塗装前に表面処理しておくと仕上がりが良くなるよ!
水性ステイン塗装
ワシンの水性ポアーステイン (オールナット)で塗装しています。
ステインは木目を活かす塗料なので仕上がりがナチュラルな雰囲気になります。
水性ステイン(オールナット )を塗るとこんな感じ。マットな質感です。


色は付いたけど、このままだと耐水性がないよ!
水性サンディングシーラー塗装
ステインだけだと表面保護はされないのでその上にニスを塗るのですが、ニスはすごく塗りづらいのでニスの前に下地としてワシンの水性サンディングシーラーを塗ります。
水性サンディングシーラーを塗っておくと木材の表面がカチカチになり、ニスを塗る際にスーッと塗れるのでニスの塗りムラが出にくく仕上がりが良くなります。
水性サンディングシーラーを塗るとこんな感じで若干光沢が出ます。
塗装が乾いた段階で400番の紙やすりを軽くかけて表面を整えておきます。


下地を塗っておくとニスが塗り易くなるよ!
水性ウレタンニス塗装
ワシンの水性ウレタンニス (つや消しクリヤー)を塗ります。
水性ですが乾くと多少水がかかっても平気になります。
ニスは数回重ねて塗るのですが、1回ごとに400番の紙やすりを軽くかけて表面を整えることで表面がすべすべになります。
やすりをかける際の注意点として、あまり強くやすりをかけると塗装まで剥がれてしまいますので表面を撫でる感じで軽ーくかけます。
やすりで表面を整えつつ4回ニスを塗るとこんな感じ。
つや消しクリアーの水性ウレタンニス のため、ツヤは落ち着いた感じになります。


つや消しクリアーを塗ると上品な艶になるよ!
塗料を塗る刷毛はステイン用、サンディングシーラー用、ウレタンニス 用と3つ別々に用意しています。
塗った後に洗いますが、ちょっと塗料が残ったりしますので。
水性ポアーステインの塗り方はこちらの記事で詳しく紹介しています。
まとめ
はい、そんなわけで今回はキッチンカウンター上収納ケースをDIYしました。

キッチンカウンターの上に大きな収納が出来てスッキリしたよ!

いい感じになったね!
使った材料・工具
使った材料
材料 |
内容 |
本体 | パイン集成材(910×250×9mm 1枚、910×300×9mm 2枚) |
フレーム | 檜板(15×9mm) |
アクリル板保持部分 | 檜板(10×2mm、5×2mm) |
アクリル板 | アクリル板(1.5mm厚 透明) |
すりガラスシート | セリアのすりガラスシート |
蝶番 | 25mm |
トンボ | セリアのフォトフレーム付属のトンボ |
食器棚シート | 家にあった食器棚シート |
レール釘 | 25mm |
塗料 | ワシン 水性ポアーステイン (オールナット ) |
塗料下地 | ワシン 水性サンディングシーラー |
ニス | ワシン 水性ウレタンニス つや消しクリヤー |
使った工具
工具 |
内容 |
ノコギリ | ソーガイド |
クランプ | ダイソーF型クランプ (200円商品) |
ピンバイス | タミヤ 精密ピンバイスD |
ノミ | 角利産業 東守一 追い入れのみ 9mm 15mm |
アクリルカッター | オルファ(OLFA) PカッターS型 204B |
ホビーカンナ | BIGMAN ホビーカンナ25 |
ハタガネ | 蝶印 真鍮ハタガネ 300mm |
その他 | ハサミ、刷毛、プラスドライバー 紙やすり・ハンドサンダー 木工ボンド マスキングテープ、両面テープ 定規・メジャー 筆記用具 |
コメント
とってもいいですね!
我が家も妻から要望されているので近いうちにチャレンジしたいと思っています。その際は参考にさせていただたいと思います。
ありがとうございます!
普段小物ばかり作っているので、私にとってもチャレンジでした。材料代もこれが一番かかっていますし。