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キッチンの目隠しに!カウンター上収納ラックをDIY

キッチンの目隠しに!カウンター上収納ラックをDIY アイキャッチ DIY
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キッチンの目隠しにカウンター 上収納ラックをDIYしました。

はじめに

キッチンカウンターの上って取り敢えず何か置いてしまいますよね。
我が家の場合はコップとかタッパーとか置いたりしています。

なんか食洗機で洗った後ちょっと水気が残ってたりするんですよね。
布巾で一つ一つ拭き取るのは大変なのでキッチンカウンター の上に置いて自然乾燥させてます。

でもリビングから丸見えなので何とかしたいなーと思ってました。
DIYで収納作って目隠ししたらいいじゃん!
と思ったのですが、

キッチンは奥さんのテリトリーなので勝手には出来ません。

そこで奥さんに許可をいただくことに。 

キッチンカウンター の上に収納ラック作ってもいい?目隠しにもなるし。

いいよ。キッチンカウンターの幅いっぱいぐらいがいいかな。

はい。今回奥さんの要望もいただきました。
ということで、

今回はキッチンカウンター 上収納ラックをDIY!

構想 

場所がキッチンなので多少、水がかかっても大丈夫にしないといけません。
それにキッチンカウンターの上には既に収納がいくつかあり、雰囲気とか一体感を持たせたい。
そこで作成にあたって以下のポイントを考慮することにしました。

  • ある程度、水がかかっても大丈夫にする!
  • 他の収納とデザインの雰囲気、高さを合わせて一体感を持たせる!
  • キッチンカウンターの幅 いっぱいのサイズにする!

設計図 

構想をもとに設計図を書きます。
割とテキトーな感じですが、こんなのでも必要な部材や加工方法など具体的なイメージが掴めるのでコレを見ながら制作を進めました。

カウンター上収納ラック 目隠し 設計図

カウンターに収納ラックを設置してキッチンを目隠し!

キッチンカウンター(収納ラック設置前) 

ちょっとアレなのでぼかしときますが、とりあえずの一時置き場としていろいろ置かれている状況です。

キッチンカウンター上 収納ラック ビフォー

キッチンカウンター(収納ラック設置後)

キッチンカウンター 上収納ラック

いい感じになったのではないでしょうか!

収納ラックの幅は910mmです。長い!

キッチンカウンター全体はこんな感じ。既存の収納と高さとデザインを合わせてます。

キッチンカウンター 上収納ラック 全体

扉を開けるとこんな感じ。

キッチン側からも物を置けるように後ろ側は完全に開いています。

キッチンカウンター 上 収納ラック 扉 開けた所

各部詳細

板の接合部

キッチンカウンター 上収納ラック 接合部

横板と天板/底板の接合は板の厚み分天板/底板に溝を掘ってハメ込んでいます。
このような木材の接合方法を「大入れ(おおいれ)」と言います。

大入れ加工はノコギリ で切り込みを入れ、ノミでひたすら溝切りしました。
本当は前に工具箱のDIYで使った溝切りカンナを使えれば良かったのですが、長い板に対して垂直に(木目に逆らって)溝切りしないといけないので溝切りカンナが使えなかったのです。

工具箱のDIYはこちらの記事で紹介しています。

大入れ加工後、木工ボンドを付けてハタガネ でしっかり圧着固定しておきます。
圧着することで木工ボンドでもかなりの強度が出ます。

今回、見栄えを優先して釘、ビスなどは使わずに木工ボンドだけで接合していますが、「大入れ」加工することで強度を確保しています。

すりガラス部分 

ガラス部分は1.5mm厚の透明アクリル板を使用しています。
今回目隠しが目的なので、そこにセリアのすりガラス風シートを貼っています 。

アクリル板の切断は専用のアクリルカッターを使います。
普通のカッターと違って切るのではなく溝を付けることで簡単に折ることが可能となります。

↓の赤マル部分は5mm幅10mm幅檜板を組み合わせてアクリル板をスライドして入れられるようにしています。

いつかオシャレな食器をディスプレイ出来る様になったら、すりガラス風シートを剥がしてもいいように(そんな日が来るかはわかりませんが)

キッチンカウンター 上収納ラック アクリル板 固定部

そのままだと扉を上げた際にずり落ちるため、セリアのフォトフレームについてたトンボ(黒いプラスチック部分)で止めています。

キッチンカウンター 上収納ラック アクリル板 固定部

扉フレーム部分 

扉フレームは15mm幅の檜材を使っています。

45度カットした木材を組み合わせて枠を作るのですが、正確に45度でカットしないと枠になりません。
そこでソーガイドを使って45度カットしています

45度にカットするための治具が付いているので正確にカット出来ます。

ソーガイドの使い方はこちらの記事で詳しく紹介しています。

扉フレームの角の接合部分に切り込みを入れて2mm厚の桐板を差し込んでいます。
このような木材の接合方法を「挽込み留つぎ(ひきこみとめつぎ)」と言います。ここも釘、ビスを使わないで強度確保するポイントです。

キッチンカウンター上収納ラック 扉 接合部

底板部分

食器棚シートを両面テープで貼っています。
扉開けると向こう側が丸見えになりますが、両側から物を入れたり出したり出来るので使い勝手が良いです。

キッチンカウンター 上収納ラック 扉 オープン

塗装

塗装前

塗装前はこんな感じ。本体部分はパイン 集成材を使っています。

キッチンカウンター 上収納ラック 塗装前

塗装前の表面処理

塗装前の前処理として全体的に120番の紙やすりをかけ、次に240番の紙やすりをかけて仕上げをしています。

ヤスリ掛けの際は↓のようなサンドペーパーホルダーがあると力をかけ易くて便利です。

Bigman(ビッグマン) ハンドサンダー
ビッグマン(Bigman)

水性ステイン塗装

ワシンの水性ポアーステイン (オールナット)で塗装しています。

ステインは木目を活かす塗料なので仕上がりがナチュラルな雰囲気になります。

水性ステイン(オールナット )を塗るとこんな感じ。マットな質感です。

キッチンカウンター 上 収納ラック ステイン塗装後

水性サンディングシーラー塗装

ステインだけだと表面保護はされないのでその上にニスを塗るのですが、ニスはすごく塗りづらいのでニスの前に下地としてワシンの水性サンディングシーラーを塗ります。

水性サンディングシーラーを塗っておくと木材の表面がカチカチになり、ニスを塗る際にスーッと塗れるのでニスの塗りムラが出にくく仕上がりが良くなります。

水性サンディングシーラーを塗るとこんな感じで若干光沢が出ます
塗装が乾いた段階で400番の紙やすりを軽くかけて表面を整えておきます。

キッチンカウンター 上収納ラック サンディングシーラー塗装後

水性ウレタンニス塗装

ワシンの水性ウレタンニス (つや消しクリヤー)を塗ります。
水性ですが乾くと多少水がかかっても平気になります。

ワシンの水性ウレタンニス は食品衛生法に適合しているので食器にも問題なく使えます。

ニスは数回重ねて塗るのですが、1回ごとに400番の紙やすりを軽くかけて表面を整えることで表面がすべすべになります。

やすりをかける際の注意点として、あまり強くやすりをかけると塗装まで剥がれてしまいますので表面を撫でる感じで軽ーくかけます。

やすりで表面を整えつつ4回ニスを塗るとこんな感じ。
つや消しクリアーの水性ウレタンニス のため、ツヤは落ち着いた感じになります。

キッチンカウンター上収納ラック 水性ウレタンニス 塗装後

塗料を塗る刷毛はステイン用サンディングシーラー用ウレタンニス 用と3つ別々に用意しています。
塗った後に洗いますが、ちょっと塗料が残ったりしますので。

水性塗料は刷毛も水で洗えるのが手軽で良いです

水性ポアーステインの塗り方はこちらの記事で詳しく紹介しています。

まとめ

はい。そんなわけで今回はカウンター上収納ラックのDIYでした。
今回はものが大きく手の込んだ加工をしたので今までで一番大変なDIYでした。

目隠しが出来ていい感じになったね!

うん!でも本当は何も置きたくないんだけどね。

・・さすが断捨離派・・

使った材料・工具

使った材料

材料

内容

本体 パイン集成材(910×250×9mm 1枚、910×300×9mm 2枚)
フレーム 檜板(15×9mm)
アクリル板保持部分 檜板(10×2mm、5×2mm)
アクリル板 アクリル板(1.5mm厚 透明)
すりガラスシート セリアのすりガラスシート
蝶番 25mm
トンボ セリアのフォトフレーム付属のトンボ
食器棚シート 家にあった食器棚シート
レール釘 25mm
塗料 ワシン 水性ポアーステイン (オールナット )
塗料下地 ワシン 水性サンディングシーラー
ニス ワシン 水性ウレタンニス つや消しクリヤー

使った工具

工具

内容

ノコギリ  ソーガイド
クランプ ダイソーF型クランプ (200円商品)
ピンバイス タミヤ 精密ピンバイスD
ノミ 角利産業 東守一 追い入れのみ 9mm   15mm
アクリルカッター  オルファ(OLFA) PカッターS型 204B
ホビーカンナ BIGMAN ホビーカンナ25
ハタガネ 蝶印 真鍮ハタガネ 300mm
その他 ハサミ、刷毛、プラスドライバー
紙やすり・ハンドサンダー
木工ボンド
マスキングテープ、両面テープ
定規・メジャー
筆記用具

コメント

  1. TKD05 より:

    とってもいいですね!
    我が家も妻から要望されているので近いうちにチャレンジしたいと思っています。その際は参考にさせていただたいと思います。

  2. wakurun より:

    ありがとうございます!
    普段小物ばかり作っているので、私にとってもチャレンジでした。材料代もこれが一番かかっていますし。

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