【木工バイス(万力)】を端材で自作。作業台に固定して便利に使える!

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はじめに

木材の加工時に材料が動かないようにクランプで固定しますが、形状的にクランプが使えない場合があります。

そんな時は↓のような木工用のバイス(万力)があると便利です。

シロアザラシ
シロアザラシ

木工バイスで材料を固定しておくと作業が捗るよ!

木工バイスは既製品もありますが、単純な仕組みなので自分で作ることも可能です。

ということで、

今回は端材で木製バイスを自作したから作り方と合わせて紹介するよ!

自作した木工バイス完成後の外観

外観

こちらが端材で自作した木工バイスです。

合板なので丈夫でしっかり材料を固定出来ます。

木工バイス 完成後の外観
シロアザラシ
シロアザラシ

ボルトが長いから大きい物も固定出来るよ!

木工バイスの動き

下の動画はハンドルを回して木工バイスが可動する様子です。

シロアザラシ
シロアザラシ

真ん中にガイドがあるから真っ直ぐ正確に可動するよ!

木工バイスの裏側

裏側はこんな感じの構造です。

ハンドルを回すと可動部がガイドに沿って動きます。

木工バイス 裏面の構造
シロアザラシ
シロアザラシ

ガイドがあるからボルトが長くてもズレないよ!

開口サイズ

開口幅は15cm程度です。

木工バイス 挟む部分のサイズ
シロアザラシ
シロアザラシ

開口部が広いから幅のある材料も固定出来るよ!

実際の利用イメージ

こんな感じで木材を縦に固定して加工したい場合に便利です。

ドリルで穴を開ける時にも重宝します。

クランプで木工バイスを作業台に固定するとズレたりしないので作業が捗ります。

木工バイスをクランプで机に固定
シロアザラシ
シロアザラシ

作業台にクランプで固定し易いように木工バイスの土台が広くなってるよ!

ちなみに上の写真はペンダントスタンドの加工の様子です。こちらの記事で紹介しています。

木工バイスを端材で自作する方法

木工バイスの材料

木工バイスの材料はホームセンターで1枚10円で購入したラワン合板です。
見てくれは悪いですが、とにかく安いです。

木工バイスの材料
シロアザラシ
シロアザラシ

端材は安いから助かるよ!

材料カット

ラワン合板をノコギリでカットします。

木工バイスの材料カット

ソーガイドを使うと綺麗にカット出来ます。

ソーガイドの使い方はこちらの記事で紹介しています。

本体の組み立て

木工バイスの本体はカットしたラワン合板を木工ボンドで組み合わせて作ります。

木工バイス 本体の組み立て
シロアザラシ
シロアザラシ

パズルみたいな感じだね!

木工バイス可動部の作成

穴開け

木工バイスの可動部の中心に軸を通すために10mmの穴をドリルで開けます。

木工バイス 可動部の加工

ちなみに当サイトは電動工具は使わないポリシーなので、穴あけはこちらのハンドドリルを使っています。
騒音もなくエコな工具です。

ハンドドリル

ちなみに材料を固定する卓上の作業台も自作した物です。こちらの記事で紹介しています。

使用金具

穴を開けた箇所に8mmの寸切ボルトを通し、袋ナットで固定します。
穴を開けたパーツに合わせる部分も浅く穴を掘って加工しておきます。

木工バイス 可動部の加工
シロアザラシ
シロアザラシ

可動部分の金具は頭部の無い「寸切ボルト」というボルトと袋ナットを使ったよ!

ボルトとナットは径(M8等)とピッチ(1.25等)が両方合っていないと入らないので注意が必要です。

材料組み立て

各パーツに木工ボンドを付けてクランプで圧着します。

木工バイス 可動部の加工

同様にラワン合板を木工ボンドとクランプで圧着してパーツを揃えていきます。

木工ガイド 可動部の加工

表面処理

パーツを組み合わせた後は金属ヤスリで表面を整えておきます。
NTドレッサーの「大荒目」を使うと簡単です。

木工ガイド 可動部の加工

NTドレッサーの使い方はこちらの記事で詳しく紹介しています。

可動部の固定

外側もナットを二枚使って固定します。

木工バイス 可動部の加工

可動部の構造

右側のナット部分が回りながら板を押して進む感じです。

木工バイス 可動部の説明

動画で見るとこんな感じ。

シロアザラシ
シロアザラシ

袋ナットが空転しているのがミソだよ!

ガイド部

木工バイス本体のガイドの幅に合わせて突起部分を取り付けます。

木工バイス 可動部の加工

ガイドがないと材料を締め付ける際に左右にブレてしまい上手く固定出来なくなるので、ガイドは必須です。

木工ガイド 可動部の説明
シロアザラシ
シロアザラシ

可動部の両側にガイドがあるから動いてもズレないよ!

ハンドル軸部分の加工

ハンドルの軸部分もラワン合板です。
真ん中に軸を通すために10mmの穴をドリルで開けます。

木工ガイド ハンドル部分の加工

内径8mmのツメ付きナットを穴にはめ、金槌で叩いて差し込みます。

木工バイス ハンドル部分の加工

可動部、軸部分の取り付け

木工バイスの可動部、軸部分を木工ボンドで本体に取り付けます。

木工バイス 可動部、軸部分の取り付け

木工ボンドだけだと強度不足のため、コーススレッドで固定します。
皿取錐で皿取りした後にコーススレッドを打つとコーススレッドの頭が出っ張りません。

木工バイス 皿取錐で加工してコーススレッド で固定

ハンドルの軸受け部分も木工ボンドとクランプで圧着後、裏からコーススレッドで固定します。

木工バイス ハンドル軸受け部分の取り付け
シロアザラシ
シロアザラシ

コーススレッドを打ち込んで強度を確保しているよ!

ハンドル持ち手部分の加工

ハンドルの持ち手はラワン合板だと手触りが良くないので、ツーバイフォー材の端材を使いました。

端材の真ん中に10mmの穴をドリルで開け、ツメ付きナットを付けます。
その後、軸に通して両側からナットと袋ナットで締め付けます。

木工バイス ハンドルの持ち手の加工
シロアザラシ
シロアザラシ

手で回した時に手触りが良くなるように紙やすりで表面処理したよ!

完成

ハンドル部分を取り付けたら木工バイス完成です!

木工バイス完成
シロアザラシ
シロアザラシ

自作の木工バイスが完成したよ!

まとめ

はい、そんなわけで今回は端材で木工バイスを自作しました。

安い合板の端材なので見た目はよくありませんが、機能的には問題なく使えます。

安く出来たから満足だよ!

使った材料

 

材料 内容
本体 ラワン合板の端材
持ち手 ツーバイフォー材の端材
寸切ボルト
(M8×285 ピッチ1.25mm)
袋ナット 袋ナット
(M8 ピッチ1.25mm)
ナット ナット
(M8 ピッチ1.25mm)
 爪付きナット  爪付きナット
(M8 ピッチ1.25mm)

使った工具

工具 内容
ノコギリ  ソーガイド
クランプ ダイソー F型クランプ(200円商品)
ハンドドリル  シュローダー ハンドドリル 
ドリル スターエム  先三角ショートビット
(10mm)
皿取錐 スターエム  皿取錐
(10mm)
金属ヤスリ NTドレッサー(大荒目)
その他 プラスドライバー
ハサミ
金槌
木工ボンド
定規、メジャー
筆記用具

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