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ソーガイド・ミニやノコギリ類を整理して収納出来る工具箱をDIY

ソーガイド・ミニやノコギリ類を整理して収納出来る工具箱をDIY アイキャッチ DIY
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はじめに

ノコギリは切断する素材や切断の仕方によって使い分ける必要があります。

私が主に使っているのは直角や45度の切断が容易なソーガイドですが、曲面を切断する場合は糸鋸も使います。

ソーガイドは↓こんな感じのノコギリとガイドがセットになった商品です。

そしてノコギリの種類が増えてくると問題になるのが収納です。
ブレードを痛めないようとか怪我をしないようにとか収納に注意する必要があります。

刃物は取り扱いに注意が必要だよ!

ノコギリの刃を紙で包んだりして危なくように保管していますが、収納が面倒くさいし、取り出す際にも手間がかかります。。

なんとかしたいですね。

ということで、

今回はノコギリをスッキリ収納出来る工具箱をDIYします!

ノコギリ専用の工具箱 完成後の外観

工具箱の外側

ノコギリ専用工具箱の完成後はこんな感じ。

素材の木目を活かしたナチュラルな仕上がりです。

ソーガイド 収納 工具箱 完成後

素材は杉板で、はっきりした木目と所々に丸い節(ふし)が浮き出ているのが特徴です。

塗装は自然素材のくるみ油を使っています。

ソーガイド収納 工具箱 側面

工具箱のフタは「やりくり式」という大工さんの工具箱と同じ仕組みです。
シンプルながら使い易い構造です。

フタの開閉の様子はこちらの動画を見るとよく分かります。

工具箱の内側

工具箱のフタを開けるとこんな感じ。
各種ノコギリ類が整理された状態で収納されています。

尚、全て現物合わせで製作しているので、製作に当たってイメージ図は書きましたがちゃんとした図面は書いていません。

ソーガイド収納箱 工具箱 フタを開けたところ

ノコギリの替え刃収納エリアには、ソーガイドの替え刃や糸鋸用の替え刃が収納されています。

必要な替え刃が一目瞭然なので、取り出す時にサッと取り出せます。

工具箱 ノコギリの替え刃収納エリア

ノコギリ本体の収納エリアには、ソーガイドの各種ガイドや柄の部分などが収納されています。

各パーツの位置をパズルのように組み合わせて検討した結果、このような配置となりました。

ソーガイド収納箱 ノコギリ本体収納エリア

ソーガイドを収納する部分は取り外し可能になっていて、横に寝かせて収納します。

ソーガイド収納部分

ネジなどの小物を収納する小箱も取り外し可能です。

作業中にちょっと小物を置きたい場合に意外と便利です。

ソーガイド収納箱 小物収納部分

ノコギリ専用工具箱の作り方

材料カット

ソーガイドで材料をカットしていきます。

下の写真は側面の板(厚さ9mm、幅95mmの杉板)をカットしているところです。

ソーガイド・ミニで材料をカット

ソーガイドは木材を正確に直角・45度カット出来るので便利です。

こちらの記事で使い方など詳細を解説しています。

工具箱本体の組み立て

工具箱の側面の板と底板をカットしたら箱の形に組み合わせます。

この時点ではセリアの木工ガイドを4個使って仮固定しています。

工具箱をセリアのガイドで仮固定

セリアの木工ガイドはこちらの記事で詳しく紹介しています。

ピンバイス(小型のドリル)で釘打ち用の下穴を上下2箇所に開け、木工ボンドで接着します。

工具箱 側板の組み立て

ピンバイスはこちらの記事で紹介しています。

下穴に合わせて釘を打ちます。

釘で固定する

レール釘という真鍮製の釘を使いました。

側面の板に釘を打ち終わったら、木工ボンドで底板を付けます。

工具箱の底板をつける

側面の板と同様にピンバイスで下穴を開け、釘を打ちます。

底板は4mm厚のシナベニヤを使いました。

工具箱 底板に釘を打つ

底板は全部で8箇所に釘を打っています。

ノコギリはそんなに重いものではないので、木工ボンドと釘で強度は十分です。

工具箱 底板に釘を打つ

工具箱本体の左右に杉板(厚さ9mm、幅30mm)を取り付けます。

この部分はフタをロックする役割があります。

工具箱のフタロック部分

やりくり式のフタの作成

フタの材料は杉集成材です。

厚さ9mm、幅120mmの板を木工ボンドで横に連結して幅240mmの板を作ります。

2枚の板を貼り合わせた上に杉板(厚さ9mm、幅30mm)を垂直に通して木工ボンドと釘で固定します。

工具箱のフタを作成

反対側にも板を固定したら、やりくり式のフタの完成です。

ポイントは板を通す位置が左右で違うところです。
下の写真では左に比べて右側の板の方が外側に付いているのが分かります。

左右に通した板の位置がズレていることで、フタのオープンとロックが可能となります。

工具箱のやりくり式のフタ完成

これで工具箱の本体部分は完成です。

ソーガイド収納 工具箱 フタを閉めたところ

工具箱内部の加工

ノコギリの替え刃を収納する部分は2枚の板に溝を切って作ります。

2枚重ねた板に収納する本数分の溝をシャーペンで下書きします。

ソーガイド収納工具箱 替え刃収納エリア

シャーペンで下書きした線に合わせてノコギリで溝を切り、金属ヤスリで表面を整えます。
(板がズレないようにマスキングテープで固定しています)

替え刃を入れ易いように入り口部分を気持ち広げる感じで削ります。

ソーガイド収納工具箱 替え刃収納部分の加工

替え刃の収納部分は、工具箱本体の底に木工ボンドで接着します。

ソーガイド収納工具箱 替え刃部分の固定

同様に工具箱内部の仕切り板も木工ボンドで接着します。

ソーガイド収納工具箱 内部仕切りの取り付け

仕切りを付けた後はこんな感じ。

ソーガイド収納工具箱 内部仕切り

小物入れやソーガイド収納部は現物合わせでテキトーに板を組み合わせて作ります。

下の写真はネジなどを入れる小物入れ部分です。

工具箱内部の小物入れ

こちらはソーガイドを収納する部分です。
厚さ9mmの杉板を組み合わせて作っています。

ソーガイド・ミニ収納部

両方とも接着はせず内部に置くだけにしています。

ソーガイドを収納する部分は左右非対称で独特な形ですが、横にして入れた時にピッタリ合う形なのです。

ソーガイド収納工具箱 内部小物入れ

木材の表面処理

板を組み合わせた部分が凸凹しているのでヤスリで整えます。

左が削る前、右が削った後です。
凸凹が無くなっているのが分かります。

凸凹部分をヤスリで整える

このようなエッジ部分は金属ヤスリがあると早くシャープに仕上がります。

NTドレッサーは替え刃式で使い易いのでオススメの金属ヤスリです。

こちらの記事で詳しく紹介しています。

NTドレッサーで大まかに表面の凸凹を整えたら、紙やすりで表面の仕上げをします。

120番の紙やすりの後に240番の紙やすりを掛けると表面が綺麗になります。
ハンドサンダーがあると軽い力で研磨出来るので便利です。

Bigman(ビッグマン) ハンドサンダー
ビッグマン(Bigman)

工具箱の塗装

以前作った工具箱と比較してみます。

左が以前作った工具箱(くるみ油で塗装済み)
右が今回作った工具箱(塗装前)です。

くるみ油を塗ると木目がはっきり見えるようになり、色も濃くなります。

サイズ的には今回の工具箱の方が幅が広く、底が浅い作りです。

工具箱の塗装前後の比較

左側の工具箱は中が2段構造なので高さが倍程度違います。

工具箱のサイズ比較

以前作った工具箱はこちらの記事で紹介しています。

くるみ油の塗り方はこちらの記事で紹介しています。

まとめ

はい、そんなわけで今回はソーガイドや糸鋸をスッキリ収納出来る工具箱をDIYしました。

ノコギリ類の収納場所を一箇所に集約することで使いたいノコギリや替え刃をすぐに取り出せるようになりました。

スッキリした!

使った材料と工具

使った材料

材料 内容
本体側面 杉板(厚さ9mm、幅95mm)
フタ 杉板(厚さ9mm、幅120mm)
フタロック部分 杉板(厚さ9mm、幅30mm)
底板 シナベニヤ(厚さ4mm)
塗料 くるみ油
レール釘

使った工具

工具 内容
ノコギリ  ソーガイド
クランプ ダイソー F型クランプ(200円商品)
木工ガイド セリア 木工ガイド
金属ヤスリ NTドレッサー、棒ヤスリ
その他 ハサミ
紙やすり、ハンドサンダー
木工ボンド、金槌
定規、メジャー
筆記用具

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